06857 RICOH THETA 公式写真展 “Beauty is all around 2023”の総評と講評を転載します
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受賞者、入選者のみなさま、おめでとうございます🎉
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合わせて審査員3人の講評と選評も展示されています。shio.iconの総評、選評と作品をRICOH GR IIIxで撮影しましたのでここに掲載します。 まずTHETA写真。
今年も成蹊大学應援指導部リーダー部、チアリーダー部のみんなとともに写し、撮って出しフレイミングの「shioスタイル」。 https://flic.kr/p/2phLsKa https://live.staticflickr.com/65535/53354637039_0a08318a40_3k.jpg
総評と選評は写真では読みにくいと思いますので以下に転載いたします。
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総評(850字)
秀作ぞろい!! RICOH THETA 10周年にふさわしくバラエティ豊か。アイディアと工夫によって従来と違う作風や個性が色濃く写し出され、THETAの可能性を広げる多彩な作品の数々。悩みながらも楽しく審査をさせていただきました。みなさま、たくさんのご応募をどうもありがとうございました!!
審査はまず、応募総数582作品をすべて匿名化し、三人の審査員がそれぞれ入選候補を選出。作者名を削除しても作品の中にご本人が写っている写真がたくさんあるのはTHETAならではの面白さ。むしろ撮影者ご本人や周囲の人々の顔がきちんと写っている作品はポイント高い。THETAはいわば究極の自撮りカメラですからね。
それを三人分合わせ、二人以上が投票した作品をカウントしたらジャスト100作品。そのすべてのプリントを大森にあるリコー本社会議室の壁面にずらりと貼り出し、審査開始。どれも素敵な作品ばかり。白熱した議論の末、入選作品50点を選び、さらにその中から全員一致で3部門のグランプリと準グランプリを決定。14時に始まった審査会が終わると外は真っ暗。19時を回っていました。
今年は三人の審査員によるワークショップが名古屋、長崎、札幌、そして東京(銀座)で開催されました。特に札幌や東京では、私が好んで用いる「shio style」をご紹介いたしました。THETA棒を使わず手持ちで指の位置とTHETAの角度を工夫し、指が大きく写り込まないように撮影する技法です。THETAを「最広角レンズ」搭載カメラとして使い、アプリによる変形的な編集を経ずに、撮影した元画像を「エクイレクタンギュラー(equirectangular)形式」のまま用います。今回の応募作品にはそのようなエクイレクタンギュラー形式の作品が複数あったのが印象的でした。結果として風景部門のグランプリとアート部門の準グランプリに選ばれたのも今年の特徴だと思います。 次の10年、この小さく軽く可愛いTHETAで、ま〜るい世界を写していきましょう!!
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日常部門グランプリ選評(350字)
新たな日常が今日、始まる。その円満な門出を象徴する指輪にフォーカスした心温まるシーンを丸撮り!! 参集した来賓すべてが見つめる視線の先で新婦の指先から新郎の薬指に無垢の指輪がおさまる。その瞬間、二人の重なる手と指輪を包むたくさんの微笑みに満ちた静寂。高い位置から見渡すTHETAならではの景色は神様の視点を思わせる。新郎新婦を俯瞰しつつすべての人が二人を取り囲んでいるかのような丸みが優しい。二人を頂点として湾曲する球面状の描写が、みなさんの柔和な表情と相まって最高に円満な表現を生み出しています。おそらく画面手前左側から長い一脚(シータ棒)を伸ばして撮影したのではないかと推測いたします。会場側から撮影する人々の画角内に撮影者が割り込むこともなく静かに逆視点を撮影できるのも、THETAならでは!!
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アート部門準グランプリ選評(350字)
スパッと上下に分ける水平線!! 気持ち良い。その直線と天井の曲線とのコントラストがこの作品の力強さ。ほぼ均等に並んだランプのような電灯によって水平感が際立つ。円卓の中央にTHETAを置いて全周を写し、壁面や天井との遠近感が深まるから、空間の広がりと奥行きが強調され、人のいない店内にポツンと一人残された「left alone」が描かれる。その孤独がモノクロームによって引き立つ。木材の質感と光の濃淡がTHETA Z1の高い描写性能によって諧調豊か。アプリに読み込んで回し、視界や画角を調整する手法が一般的な中、撮影した「エクイレクタンギュラー形式」の画像をそのまま使う作品。私も好んで用いるスタイルです。左右それぞれ180度、合わせて画角360度となる「最広角レンズ」を操るのもTHETAの面白さ!!
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帰宅して昨日のローストビーフの残りを電子レンジでチン。温め直しても柔らかい😊
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